10月 17, 2026

Google、買い物カゴ機能「Universal Cart」を米国で提供開始 ― 検索のAIモードとGeminiアプリの商品をまとめて管理、Google Payで決済も

Googleは2026年10月15日(米国時間)、AIを活用した買い物カゴ機能「Universal Cart」を米国で提供開始したと発表しました。Googleはこれを「Googleでのショッピングの新しい拠点」と位置づけており、5月のGoogle I/Oで予告されていた機能が、ホリデーシーズンの買い物に向けて実際に使えるようになった形です。

最大の特徴は、複数の店舗・複数の画面をまたいで商品を一つのカゴに保存できる点です。たとえば検索の「AIモード」で見つけたハンドバッグと、Geminiアプリで見つけたセーターやリップグロスが、同じカゴにまとめて表示されます。保存した商品や買い物の進行状況は、Google内のサービス間で引き継がれます。

カゴに入れた商品は、Googleのショッピンググラフ(60億以上の商品情報を常時更新しているとされるデータベース)をもとに追跡され、値下げや在庫が復活したタイミングで通知が届きます。また、Google Walletを基盤としているため、ユーザーが持つクレジットカードの特典を踏まえた支払い方法の提案や、利用可能なプロモコードの表示も行われます。

購入時は、対応する多くの店舗でGoogle Payを使い、カゴの中から数回のタップでチェックアウトできます。あるいは商品を店舗側のカゴに移して、店のサイトで購入を完了することも可能です。チェックアウトにはGoogleが提唱するオープン標準「Universal Commerce Protocol(UCP)」が使われ、販売者は引き続き加盟店側となり、注文確認やサポートも店舗から直接受けられます。簡単なチェックアウトの対応店舗として、Nike、Sephora、Target、Ulta Beauty、Walmart、Wayfair、そして多くのShopify加盟店が挙げられています。

提供地域は現時点で米国のみで、対象は検索(AIモード)とGeminiアプリです。他の国での提供予定や、段階的な展開スケジュールは発表されていません。AIエージェントによる「代理購入」ではなく、ユーザーが主導権を持つ実用的なツールという位置づけで、AIによる買い物体験をめぐる競争が各社で進む中、日本での展開時期にも注目が集まりそうです。

出典: Google「Google's new Universal Cart launches today in the U.S.」

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