July 24, 2025

ティーンの新たな「友達」:AIチャットボットが心の支えに?

以下は、AP通信の記事「Teens say they are turning to AI for friendship(ティーンが友情を求めてAIを使うと語る)」のまとめ記事です:


ティーンの新たな「友達」:AIチャットボットが心の支えに?

人工知能(AI)が、Z世代の心の深い部分に入り込もうとしている。学校の宿題だけでなく、日常の悩みや感情のよりどころとして、多くのティーンがAIと“友情”を育んでいるという。

カンザス州に住む高校生のケイラ・チェゲさん(15歳)は、ChatGPTに買い物やイベントのアイデアを相談するが、宿題には使わないよう心がけているという。しかし、彼女のようにAIを「友達」のように扱うティーンが増えているのが現実だ。

7割以上のティーンがAIと“対話”、3割は「リアルの友達より満足」と回答

Common Sense Mediaの最新調査によれば、70%以上のティーンがAIコンパニオン(Character.AIやReplikaなど)を使った経験があり、半数が定期的に利用。31%のティーンは「AIとの会話の方がリアルな友人との会話よりも満足度が高い」と答えている。

AIは常に利用可能で、批判もせず、話し相手に優しく寄り添ってくれる存在。あるティーンは「AIと話すと、いつも自分が正しくて、興味深くて、感情も正当化される」と語った。

心の支えか、それとも孤独の深化か?

この傾向には専門家も警鐘を鳴らしている。AIとの対話に慣れすぎると、現実社会でのコミュニケーション能力や感情理解力が育たなくなる可能性があるという。

また、年齢制限の不備や有害コンテンツへのアクセスのリスクも指摘されており、Common Sense Mediaは未成年のAIコンパニオン使用を控えるよう呼びかけている。

現実との境界があいまいに?恋人との別れをAIに任せた事例も…

調査に協力した高校生の一人は、友人がAIに恋人との別れのメッセージを代筆させたことにショックを受けたという。「人間関係の終わりまでAIが担うようになるとは、ちょっとディストピア的だ」と語る。

別のティーンは、AIに服装の相談をしたり、先生へのメール文を整えてもらったりしている。「自分の思考をAIが素早く整えてくれるのは便利。でも、これに頼りすぎると、自分で考える力が弱まる気がする」と述べた。

「新たな依存」にならないために

心理学者や教育者の間では、AIの存在がティーンの自己形成や判断力にどのような影響を与えるか、慎重な検証が求められている。SNSが「自分を見せる」欲求を満たしてきたのに対し、AIは「感情的なつながり」や「依存心」に作用しているのが大きな違いだ。

ある高校生は「AIは新しい依存対象」と断言した。


✍️補足:

  • AIとの“会話”をただの便利ツールとして終わらせず、リアルな人間関係の補助的存在として位置づけることが、今後の課題になりそうです。

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