Googleは2026年10月13日、最新のフロンティアモデル「Gemini 4 Argon」を発表し、開発者・企業・一般ユーザー向けに提供を開始しました。10月初旬にはサイバー防衛パートナー向けの先行提供として発表されていましたが、今回が実質的な一般公開となります。
Googleは、Argonを複数ステップにわたる深い作業に向けたモデルと位置づけ、コーディング、金融、法務、サイバーセキュリティ、科学といった領域での活用を挙げています。Gemini APIでは入出力合わせて100万トークンの上限に対応し、長い文書の理解やデータ分析にも対応するとしています。また、Gemini 4ファミリーの他のモデルも今後登場する、と説明されています。
性能面では、金融・コーディング・法務・税務の能力を測るVals Indexで首位とされているほか、身体性推論のベンチマークERQAで87%を記録したとしています。間接的なプロンプトインジェクションへの耐性を測るGray Swanのベンチマークでも首位で、攻撃成功率は0.7%まで抑えられたといいます。いずれもGoogleが公表した数値です。
提供範囲は、AI StudioなどのGemini API経由で開発者・企業に世界展開されるほか、Google AI Ultra加入者はAntigravityで、UltraおよびPro加入者はGeminiアプリと検索のAIモードで利用できます。サイバー防衛向けの「Fairwind Program」も数百社のパートナーへ拡大される予定です。
API価格は、導入価格として入力100万トークンあたり2ドル、出力10ドルで、キャッシュ入力は95%割引です。2026年11月30日以降は入力4ドル、出力20ドルに引き上げられます。導入期間中に試しておきたい開発者にとっては、見逃せないタイミングといえそうです。
出典: Google「Gemini 4 Argon: Built to solve your hardest problems」
