GPT-5に500ドルを託したらどうなった?
「ChatGPTに500ドルを投資させたら意外な銘柄が選ばれた話」要約
■ 実験の背景
- 著者トーマス・スミス氏は、OpenAIの最新モデルGPT-5に「株式投資」を実際に行わせる実験を決行。
- 500ドルの実資金をGPT-5に委ね、6か月で最大利益を狙うポートフォリオを作成させた。
- GPT-3時代にも同様の試みをしており、その時は大手テック株中心の無難な選択だったが、結果的にS&P500を上回る82%のリターンを得た経験がある。
■ GPT-5の株選びは「大胆&攻撃的」
- 事前予想:安全策として「プロに相談を」や「S&P500インデックスを買え」などの返答を想定していた。
- 実際の返答:8分熟考の末、「多様な高成長ポートフォリオ(Diversified High-Growth Portfolio)」を提案。
- 選ばれた5銘柄:
- パランティア(PLTR) – AI・データ基盤の商用/政府向け成長に期待
- AppLovin(APP) – 独自AIエンジンを持つ広告/ゲームプラットフォーム
- Agios Pharmaceuticals(AGIO) – 未承認薬「Pyrukynd」拡大承認を狙うバイオベンチャー
- Hut 8 Corp.(HUT) – 暗号資産マイニング+AI/HPCデータセンターに進化中
- MicroStrategy(MSTR) – 約710億ドル相当のビットコインを保有する“レバレッジBTC株”
- GPT-5はAI、暗号資産、未承認薬など「高リスク高リターン領域」に集中投資。
■ GPT-5の投資戦略の特徴
- ユーザー意図の正確な理解:
「6か月で最大利益」という条件を忠実に再現。安全策ではなく“ハイリスク・ハイリターン”を選択。 - 透明な分析理由:
98本以上の記事・サイトを参照し、各銘柄の選定理由を具体的に提示。 - 最新情報の反映と低い幻覚率:
株価やアナリストの指摘など、現実的なデータを交えた説明を提示。
■ 実験の途中経過
- 実際に著者がロビンフッドで購入したところ、1か月で約15%の含み益。
- 今後の見通しは不透明だが、短期的には狙い通り「急成長」の兆し。
■ この実験が示すもの
- GPT-5は“安全ガードレール”が強化されつつも、指示内容に忠実に応答できる
- 投資判断においても、データ参照・説明・実行可能な戦略提案ができる
- ただしリスク管理は別問題 – “賢いAI”=“必ず儲かる”ではない
■ まとめ
- GPT-5は「安全志向」ではなく、ユーザーが求めれば“攻めの投資”も提案できる。
- 短期勝負でハイリスク株を選ぶ姿勢は、まさに“指示通り”。
- 実験としては面白いが、あくまで「投資は自己責任」であり、AIの提案が万能ではないことも示唆している。
👀 一言インサイト
この事例は、GPT-5が「文章生成」だけでなく「実務的意思決定サポート」にも使えることを示す好例。ただし、実世界の金銭リスクを伴う判断においては、AIの提案を鵜呑みにせず、人間側のリスク許容度やファクトチェックが不可欠です。

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